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　勝田工業高等学校は、昭和37年に創立されたひたちなか市に位置する工業高校で
す。創立時は機械科・電気科の２学科でスタートしましたが、平成20年に県内唯一
の単位制総合工学科として学科改編し現在に至っています。創立61年目を迎え、卒
業生の総数は一万有余名を数え、県内はもとより、日本のものづくり産業を支える
人材として各分野で活躍しています。

　本校は単位制総合工学科として自由度の高い教育課程を実施し、地域産業界との
連携事業を活発に行いながら、産業界の要望に応えられる人材育成に取り組んでい
ます。工業の幅広い基礎知識の習得と技術・技能の深化のための選択肢を多くし、
自分の希望する専門的な分野を学ぶことのできる教育活動を実践しています。また
、校訓『正しい判断・強い意志・清い生き方』をモットーに、社会（企業）から求
められている『社会人基礎力』を日々の授業・特別活動や企業実習等の教育活動全
体を通して身に付けられるよう指導しています。さらに、生徒たちは、将来の有為
な社会人・工業人となるべく、日々技術・技能の習得や生きる力、人間性を育むた
めに特別活動等にも励んでいます。

　本校には工業高校ならではの特別な施設・設備が充実しています。製図室、旋盤
22台が整備されている機械実習室、３部屋のパソコンルームにPCが100台、３次元
CAD、マシニングセンタ実習室、CNCモデリングマシン、電力関係の様々な実習室
、一度に３クラスが利用できる課題研究室、校内どこでもつながる Wi-Fi環境など素
晴らしい設備がそろっており、学習環境は県内の工業高校の中でも特に充実してい
ると思います。

　また、資格取得にも力を入れており、毎年安定して多くの合格者を輩出しており
ます。マシニングセンタ３級や機械保全（電気系保全作業）では県内の高校生に先
駆けて取得しており、女子高校生では全国初の取得という生徒も出ています。この
ように難関資格にもチャレンジし、合格している生徒が多数います。学校としても
有資格者による指導（外部指導者並びに本校職員）など手厚いサポート体制が充実
しております。

　工業教育は、「ものづくり」をとおして、人生を豊かにする「人」をつくる「人
間教育」でもあります。良き出会いの場として、そして、自身の可能性を伸ばす場
として、勝田工業高等学校で実り多い３年間を過ごし、確かな学力と専門性及び豊　　　　　　　　　　　　　かな人間性を培い、社会の発展に貢献できる人材となることを願っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　茨城県立勝田工業高等学校

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校　 長　　 浜   田   健   志